軍研のスミキンの記事読んできたけど、内容ひでぇな。
どうせ国産戦闘機開発しても納期は遅れる、性能は低い、価格は高いと決めつけた上で、
中国製のJF-17を大量導入した方がマシ、と主張しとる。

しかも国産開発の失敗例としてOH-1とC-2を挙げている。
OH-1はともかく、C-2が「C-17と同等の価格」になったから失敗というのはどういうことかね。
C-2の価格上昇は「財務省も指摘している」というが、その原因についてはまったく触れられていない。
アレは事業評価で「エンジン(CF6)の購入価格が上がったから」とハッキリ明記されている上に、
そもそもの要因は、防衛省側からの「CF6のまとめ買い」を財務省が認めなかったことに起因している。
しかも、エンジン以外のC-2の機体価格についてはむしろ値下がりしとる。

これでC-2開発が「失敗だ」というのであれば、A400Mなんて「大失敗」かつ「大炎上」ではないのか?
(なお、記事ではA400Mについては触れていない)

まぁ、ああいう”芸風”で需要があるのかもしれんが、軍研という雑誌が単なるネタ扱いされてしまいかねないぞ、と。