>>343
米が北朝鮮を攻撃出来ないのは核抑止という論理が働いているから。
核兵器はAsymmetric weaponsなので核武装した小国は限定的な最小限の核戦力しか保有していなくても、
実質的に超大国と対等な関係になる。

北朝鮮の核弾頭は核出力250kt。これはTNT換算で250,000tの破壊力に相当。
アメリカ軍が太平洋戦争中に日本本土に投下した爆弾量が160,800t(広島と長崎の原爆含む)なので、
1発の破壊力は太平洋戦争時に日本が受けた全部の戦略爆撃の1.5倍に相当。

この脅威的な破壊力によって、単発の弾道ミサイルに抑止力が形成されるので、北朝鮮が最小限のミサイル発射機と核弾頭の生存性を有するのみで、
超大国の米が攻撃を躊躇せざるを得ない戦略レベルの抑止力が担保される。

これに対し、中国軍のA2ADは通常弾頭のスタンドオフミサイルの攻撃で、敵の防空アセットを圧倒する飽和攻撃を仕掛けるプランだから、
>>343の指摘はまったく的外れな論理。俺が指摘した>>321>>322と核戦略の異なるパラダイムを混同して捉えている。