>>720が勘違いしているのは、偵察機は真上から見下ろすだけじゃなく、飛行高度を上げると見通し距離が拡大して、真横からも地上を監視出来るようになる。
U-2RやSR-71も被撃墜の危険性が高まった近年では領空侵犯するのを止めて、領空外から低角度のアングルで監視飛行するやり方に切り替えている。

北朝鮮のテポドンや中露の移動式弾道ミサイルが捕捉不可能であるのは、領空外から低角度のアングルで捕捉しようとしても、山の稜線の裏側に反斜面陣地が造られていて、普段はトンネルの中に隠してある。
機動したところを捕捉しようとしても、ローアングルでは稜線で遮られた死角になるので捉えられない。
トンネルの出入りも判らないし、トンネル自体もどこにあるのか判らない。
中国やロシアの場合はさらに国土の縦深が深いので、領空外からユーラシア大陸の最深部に置かれたICBMの所在地まで見通せない。

南西諸島の地勢は置かれている条件がまったく違う。

島の外周に接近すると領空外からでも人間の表情がわかる解像度で島の反対側まで見通せる。近年のUAVは24時間以上の滞空性能で、リアルタイムで動画転送できる性能があるので、隠せない。