>>751
そうすると巡洋戦艦を作れなかった米国はレキシントン級原案をもとに雷装と防御を犠牲にしてでも
10インチ砲巡洋艦を建造に走り、とばっちりを受けた日本も追従してマッシブなものばかりとなったことでしょう。
後世の軍オタから「まるで婚期を逃したOLが婚活に血眼になっているかのようだった」と表現され(r

ソ連は日露戦争の敗戦により海軍予算を削られたのが災いしておりリューリックが英国式10インチ砲を乗せていたのは例外的で多くは日露戦争時のカネー製しか建造実績がなく、更に革命の内ゲバが災いして
ソ連成立後に巡洋艦に乗せる大砲が日露戦争レベルのしかなかったのです。

陸軍では帝政時代に開発した8インチ(50口径)砲の内筒を狭めて18cm砲として運用していましたが
運用実績が良く、巡洋艦にも乗るサイズだったことが幸いしてクラスヌィ・カフカスに搭載しました。
当初は1000m/秒という高初速が災いして命数が10発前後で、制式化にあたって930m/秒まで落として
命数は60発まで向上しました。

キーロフ級ではアンサルド社の技術協力で新造した内筒は命数が320発まで向上しました。