>>147
「滅びの美学」云々で言えば、フジリュー版銀英伝のフレーゲル男爵が随分潔くなってましたな。

原作や旧アニメ版だと、姑息なナルシストでしかなく、リップシュタット戦役のケリが完全に付いた後も
無益な戦いに部下を道連れにして「帝国貴族の滅びの美学を貫徹させるのだー」とか抜かしていたら、
愛想を尽かした部下らに処刑される末路を辿りました。

しかしフジリュー版だと、原作では行われた最後のヤケクソな戦いも軍人らのボイコットで行われず、
その代わりフレーゲル自身が首魁のブラウンシュヴァイク公爵に引導を渡し、その直後に自らも
毒酒を飲んで臆することなく自決しました。

しかもその前に行われた貴族連合軍の廃滅を決定付けた会戦でも、事前にラインハルトが仕掛けた
罠だという事を見抜き、メルカッツ提督らと図って逆に深追いしてきたミッターマイヤー艦隊に痛打を
浴びせたのだから、随分フレーゲルもできる子になっていました。