>>4
それぞれ長所短所があるから冗長性の確保の意味で3つのミサイルを配備するんだと思う
違いはだいたいこんな感じ(間違ってたら誰か訂正して)

【JSM(Joint Strike Missile)】
ノルウェーのコングスベルグ・ディフェンス&エアロスペース社が対艦巡航ミサイルであるナーヴァル・ストライク・ミサイルを
元に開発中の新型の亜音速ステルス対艦巡航ミサイル
2015年からF-16に搭載して試験飛行を開始し、現在は開発最終段階にある
F-35での初期作戦能力(IOC)の獲得はブロック4がリリースされる2021年を予定しており、完全運用となるのは2025年の見込み
空自が新たに配備する3種類のミサイルの中でF-35のウェポンベイへの搭載が唯一可能な対艦ミサイル
射程は550km、誘導方式はINS(慣性航法)/GPS/TERCOM(地形照合)+IIR(赤外線画像)

【JASSM(Joint Air-to-Surface Standoff Missle)/JASSM-ER】
2018年4月に初めてシリアで実戦使用された(後に米国防省はJASSMと訂正した)とされる射程900km以上のJASSM-ER(1発1.4億円)の
ベースとなった亜音速ステルス巡航ミサイル
1996年から米空軍と米海軍共同で開発が始まり2001年からロッキード・マーチンなどが低率初期量産を開始した
F-16、F-15E、B-1、B-2、B-52などの戦闘機や爆撃機から発射が可能
F-2の原型機のF-16やF-15Eで撃っているのでF-2やF-15Jも改修すれば撃つことができるがF-35のウェポンベイにはサイズ的に搭載不能
射程は370km、誘導方式はINS(慣性航法)/GPS+IIR(赤外線画像)

【LRASM(Long Range Anti-Ship Missile)】
JASSMの設計を流用したうえで新たに測的システムが組み込まれていることが特長のハープーンの後継となる亜音速ステルス対艦ミサイル
航空機からだけでなく海自の護衛艦のVLSからも敵水上艦が攻撃可能でベースミサイルがJASSMなので対地攻撃にも使用できる
2017年から低率初期産が開始され空自はF-15Jに搭載することを検討中
電子妨害などで使用不能になる危険性があるGPSや戦術データリンクとの通信が遮断された環境でも自立攻撃ができるが射程は370km
独立した自立誘導システムを組み込んでいるのでトレードオフとしてJASSM最新型のJASSM-ERと比べると半分以下の射程となっている