>>606
>ところがウリナラちゃんの場合、観測ロケットシリーズは完全にお墓の中のくせに衛星打ち上げを短兵急に目指してる。

日本の内之浦射場だってM-5が運用終了してイプシロン初号機を打ち上げるまでの長い長い衛星打ち上げ空白期間の間も、
コンスタントに観測ロケットの打ち上げを続けて現場の経験値や運用ノウハウの断絶を防いでいたのにね。

最初の国内からの衛星打ち上げ(そして今の所唯一)のナロ号3号機の打ち上げが2013年1月だったから、既に6年近い
空白が生じており、その間に既に現場を退職したり移動したりで人材の入れ替わりは容赦なく進みます。

そして年内に2段目ロケットのみの打ち上げが成功しても、その次のフル構成の衛星打ち上げは順調に行っても2021年まで
行われないのだから、実質8年のブランクが生じる事になり更にノウハウの失伝が進む事に。

それも2段目ロケットのみの打ち上げが成功すればの話だから、しくじれば更に年単位で遅延するのは必至です。

>そういった「モノになるか分からんけど、面白そうだからやってみようぜ」という姿勢はあいつらからは微塵も感じられない。

まー、そういうハイリスクな分野に挑戦するにもウリナラの宇宙開発部門は先立つものが全然足りませんしな。

とは言え、近年は低コストながら既存の商業衛星事業とは全く異なるアプローチで収益化を目指す「超小型衛星ビジネス」が
欧米や日本でも続々と立ち上がり、既に先行する幾つかの宇宙ベンチャー事業は軌道に乗りつつあるのに、韓国の場合は
そちらへの新規参入が殆ど見られないんですよな。

あれこそ大資本や自前の打ち上げロケットを持たずとも、アイディア次第で宇宙先進国にも追いつける可能性を秘めているのに。