>>448
その辺週刊アサヒルの記事でも言及してましたな。 
当初ヌスラ戦線が請求していたウマルの身代金は数十億円単位だったけど、負けが込むにつれて数億円まで値切ってきたとか。

(前略)武装勢力との仲介に、トルコの現地人が派遣されていた。そこでは何度も、身代金要求があったという。

「当初の身代金は何十億円とか言ってましたが、時間が経過するにつれ、金額は下がっていった。最後は数億円とも聞かされた。
しかし、日本政府は身代金を支払わないという大前提があり、交渉はなかなか進みませんでした」(前出・政府関係者)

内戦が続いているシリア。今年になって政府軍が優位に立ち、シリア各地で攻撃をかけて制圧。
あまりに残虐な空爆、砲撃に国際的非難が高まり、国連安保理でも停戦決議が採択された。
政府軍は今年夏には、ほぼシリア全土を手中におさめた。反政府の武装勢力の拠点とされるのが、安田さんが囚われていたイドリブ県。
イドリブ県は旧ヌスラ戦線の勢力が強い地域で、同組織は外国人ジャーナリストらを誘拐して身代金を得てきた。
そこに総攻撃を政府軍がかけようと計画が進んでいた。

「政府軍の総攻撃となると、武装勢力は安田さんの身柄をどうするのかわからない。
最悪の場合もあると、緊張しました。あの時はロシア、トルコに感謝でした」(前出・政府関係者)
日本政府はその後もトルコやカタールを経由して、交渉を進めた。

9月中旬に政府軍の総攻撃は回避されたが、武装勢力はいつ大きな衝突になるか、時間の問題だった。
「武装勢力もずっと安田さんを拘束していることが重荷になってきたという情報がトルコやカタールからもたらされた。
ここがチャンスだと、動いてもらった。9月下旬からは、24時間体制で対応にあたっていた」(前出・政府関係者)
そして昨夜、安田さんが解放されたとカタールからもたらされ、トルコも確認した。
「菅官房長官は先週から、いつ解放されるかとずっと緊張状態だった。
解放が伝えられるとホッとした表情で、よかった、よかったとスタッフをねぎらっていた」(自民党幹部) (後略)

2018.10.24 12:57週刊朝日  ttps://dot.asa  hi.com/wa/2018102400034.html?page=1