斜め上の展開になってまいりました

徴用工裁判 判決不当に遅らせた疑惑 韓国最高裁関係者を逮捕(NHK 2018年10月27日 10時46分)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181027/k10011688121000.html
戦時中に「徴用工として日本で働かされた」とする韓国人が日本企業を訴えた裁判で、
韓国では、前のパク・クネ(朴槿恵)政権の意向で最高裁判所の判決言い渡しが不当に
遅らされたという疑惑が持ち上がっていて、27日未明、最高裁の関係者が、裁判に
介入したとして、職権乱用の疑いで逮捕されました。
戦時中に「徴用工として日本で強制的に働かされた」と主張する韓国人たちが新日鉄住金に
対して損害賠償を求めた裁判をめぐっては、韓国の最高裁判所が、来週30日に判決を
言い渡しますが、これまでおよそ5年間にわたって判決を出してきませんでした。
これについて韓国では、前のパク・クネ政権下で最高裁が、日本との関係を懸念した外務省の
意向を受けて、判決言い渡しを不当に遅らせたという疑惑が持ち上がり、批判が強まっていました。
こうした中、連合ニュースによりますと、最高裁の付属機関のイム・ジョンホン(林鐘憲)前次長が
裁判に介入したとして、27日未明、職権乱用などの疑いで逮捕されました。
イム前次長は「刑事処罰の対象にはならない」と主張しているということです。
これをめぐって検察は、ことし8月、外務省や裁判所に対する異例の捜索を行いましたが、
逮捕者が出たのは初めです。
一方、26日、パク政権で外相を務めたユン・ビョンセ(尹炳世)氏は、国会の委員会で、
「良心と責務に反する行為は一度もしたことがない」と述べ、最高裁への不当な働きかけを否定しました。