韓国最前線の対戦車防御施設、今年に入って解体急増
2018/10/10
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/10/10/2018101001131.html
韓国有事の際に前方地域で北朝鮮の機械化部隊などの南侵を遮る「対戦車防御施設」の解体が、
今年に入って急増していることが判明した。韓国の保守系野党「自由韓国党」所属で国会国防委員会の
委員を務める李種明(イ・ジョンミョン)議員が9日に合同参謀本部(合参)から提出を受けた資料
「最近6年間の対戦車防御施設解体現況」によると、2013年から17年までの5年間に解体された
対戦車防御施設は9カ所で、年平均1.8カ所だった。ところが今年に入ると、既に解体されたか、
もしくは解体が計画されている対戦車防御施設は13カ所に達する。過去5年間の平均(1.8カ所)に比べ、
7倍に増えているのだ。対戦車防御施設とは道路に石壁のように設置されたコンクリート構造物で、
有事の際には爆破され、北朝鮮の機械化部隊の南侵を遅らせる役割を果たす。
今年に入り、動画サイト「ユーチューブ」の一部チャンネルなどが「京畿道北部や江原道鉄原の第3師団担当地域など、
前方地域の対戦車防御施設が解体されており、安全保障上の空白が懸念される」と報じた。
当時、韓国軍当局はこれについて「解体された対戦車防御施設は1−2カ所にすぎず、
それも代替障害物が設置され、安全保障上の問題はない」と否定していたが、報道はかなりの部分事実であることが
確認されたわけだ。さらに、13年から今年8月までの間に解体された対戦車防御施設のうち、
代替障害物が設置されたのは半分(6カ所)にすぎなかった。対戦車防御施設は、
住民の安全を脅かしたり交通事故の危険が高かったりするという理由から、撤去を求める陳情が絶えず行われてきた。
だが韓国軍の立場からは、放棄できない軍事施設であって、解体は極めてまれにしか行われてこなかった。
これについて合参の関係者は「李議員の事務所で言及した13カ所のうち10カ所は、まだ自治体との協議が終わっておらず、
解体するかどうか最終決定はなされていない」とコメントした。


まあDMZに地雷埋めてあるから大丈夫