>>161
もっと言えばシリア介入に限った話じゃなくて
少し前のリビア内戦、エジプト・チュニジアのアラブの春、更に前のイラク戦争と
ブッシュJr・オバマ・トランプと21世紀に入ってからのアメリカの政権の対外政策が
揃いも揃って全てグダグダなんだよな。

しかも仰るように各大統領が無能とかそういう個人の責任の次元じゃない。
それを補佐する国務省・国防総省・CIAなんかも長官から現場の軍人・外交官・諜報員までがそう。
イラク戦争では亡命反政府活動家の大量破壊兵器なんて与太話信じて軍事行動起こしたり、
シリアではアルカイダに近い得体の知れない反体制派を支援したり、
エジプトやリビアでもイエメンでもアラブの春なんて言って暴動や武装蜂起を支援して
政権は崩壊させたものの結局それぞれの国をカオス状態にして案の定失敗してる反面、
ロシアのクリミア併合やシリア介入、中国の南シナ海人口島の軍事拠点創設、北朝鮮の核配備と
肝心なところは全て見逃してる。

思うにソ連が崩壊して以降アメリカ自体の緊張感が無くなってるんだろう。
中国の躍進・ロシアの持ち直し・イスラム過激派の脅威と言っても
何だかんだでソ連みたいに形だけでもアメリカと張り合うというレベルにもならない。
ブッシュシニア・クリントンくらいまではまだ対ソ連を担ってた連中が各組織に残ってたからまだ良かったが、
そういう古株も段々居なくなっての結果が21世紀アメリカの三代政権の体たらくだと思う。