https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58264?page=2
以下抜粋
>慶應義塾大学の田中辰雄氏らの実証研究によると、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディア利用は、ユーザの「意見の極端化」に影響を与えていないという。
>つまり、従来から言われているような、「情報の氾濫するネットでは、情報を選択する過程で『自分の見たい情報』ばかりに触れるようになっている。その結果、
>集団極性化3が起こり、意見が先鋭化する」という現象は、少なくともこの実証分析では裏付けられなかったことになる。
>ネットが人の意見を極端化しないのならば、なぜ、これほど否定的な言葉ばかりがネット上にあふれているように感じるのだろうか。

>ネット世論は「発信したい人が発信する」という、極めて能動的な動機に基づいて形成される。そもそも発信したいと思わない人は、たとえ自分の考えを持ってい
>たとしても何も書かない。対して、「誰かに自分の意見を伝えたい」という思いが強い人は、何回も書き込み、声が大きくなる。
>一方で、極端な意見の持ち主は、めったなことでは委縮しない。なぜならば、彼らは自己の正しさを強く確信しており、何度でも発信するし、何を言われてもくじ
>けないからである。

>両極端な意見の持ち主同士は、前提条件が違いすぎるため、対話が極めて難しい。ネット黎明期に唱えられた「ネット上で深く多様な議論が交わされ、それにより
>社会がよりよく発展する」という理想は失われ、いまやネット上では極端な批判・非難の応酬ばかりが展開されるようになってしまった。その原因は、「ネットは
>実社会に比べて攻撃的な人が多い」せいではない。実際には、「極端な意見の人が大量に発信している」のである。

>筆者の研究結果は、ネットの特性が「もともと極端な意見を持っている人の発信力を強化する」ことに繋がっていることを示唆する。そのため、ネットは議論の成
>立しにくい、「怖い」言論空間となってしまっている。

間の文章とか調査方法とかまるっと省略してるので詳しくは元記事読んでちょ。
結局のところ、現実でもみられる現象がだれでもアクセスできる空間ゆえに見えやすく、拡大しやすくなってるだけなのかねえ。