CIA、米同時多発攻撃の容疑者に自白薬投与を検討 文書公開で判明

米中央情報局(CIA)が2001年9月11日の米同時多発攻撃後に拘束した国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のメンバーらに対し、水責めなどの拷問以外に自白薬の投与を検討していたことが13日に公開された機密文書により明らかとなった。
 CIAは同時多発攻撃の計画に関与した疑いのあったアルカイダ幹部、アブ・ズベイダ(Abu Zubaydah)容疑者から今後の攻撃計画の情報を聞き出すため、幻覚剤LSDや旧ソ連が1980年代に実験していたとされる自白薬の投与を検討したという。
 公開された文書によると、アブ・ズベイダ容疑者に対する長期間に及ぶ取り調べの苛酷さに医療局は大変驚き、薬物を用いた「より害がない」とみられる尋問方法を調査するようになった。
 しかし、医療局は薬物を投与した人物が情報を提供するかどうか、長時間の検証が不十分だと判断。ただ一方で、投与によって犯罪を行ったと思い込ませることができる可能性はあると考えた。

http://www.afpbb.com/articles/-/3197622?cx_amp=all&;act=all

9.11の容疑者に拷問で口を割らないから自白剤投与を検討したって話