スパコンのインターコネクト話が出たのでついでに憶えとくと役に立つTofu知識
Tofuインターコネクトはユーザーから見ると常に3次元トーラスに見えるように工夫されている
Tofuは6次元じゃないのと言われそうだがユーザーにそんな概念押し付けるのも大変だし3次元で用は足りる
じゃあなぜ実装も3次元トーラスじゃ駄目なのかは3次元トーラスは分割すると当然3次元メッシュになってしまうため
スパコンなのにシステム分割しないなんてことはあり得ないので
Tofuでは有名な6次元メッシュ・トーラス構成をとることでこれをカバーする
6次元はX-Y-Z-a-b-cでX-Y-Z軸のうち2次元はトーラスa-b-c軸のうち1次元がトーラスとなっている
細かいこと言うと一つだけ3値が混じってたりもうちょい色々あるが分かりやすくするために端折る
a-b-c軸で密な12計算ノードを構築して1単位としまた各ノードがX-Y-Z軸で6コネクトを有する
この単位同士のコネクトにはa-b-c軸は一切使われない
分割はこの12計算ノード1単位で行い分割面をa-b-c軸を使い分断されたX-Y-Z軸メッシュに折り返す
これによりユーザーからはX-Y-Zの3次元トーラスに見えるようになる
利点はユーザーの利便性だけでなくノード故障の場合にも
密に構成されたa-b-c軸で故障ノードを迂回させ稼働状態を保つことが出来る