そのエアカバーの取り方で負けた訳

日本が南洋諸島に基地航空隊を配置したのはよかったが、要するに艦隊決戦という単発イベントに勝利するため

対してガダルカナルに始まるアメリカの飛び石作戦は、戦闘機の行動範囲を半径とした空域支配
半径300キロから戦闘機の性能向上に伴い1,000キロ半径の支配空域を広げる形で、飛び石的に必要な飛行場を奪取
ラバウルやトラックなど侵攻ルートから外れた拠点は孤立化させ無力化しながら、日本本土戦略爆撃の基地になるマリアナまで、手戻りなく制空権回廊を広げた

その結果、マリアナやレイテという艦隊決戦にも勝利
海戦に勝利しただけでなく、日本の偵察機も支配空域で撃墜され、戦闘前の情報戦でも決定的に勝利

艦隊決戦というイベント勝利と、空域確保による侵攻回廊の確保
彼我の発想の違いで負けたことを認めるべき