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イ級が穏やかな波に揺れ、ワ級が戯れる平和な3-2海域。
その穏やかな平和に、など波風のたちさわぐらむというのか。

おお、見よ！ 突如としてエントリーしてきた巨大なる艦影！
あれこそは広大な250メートル級飛行甲板を備えF-35Bを多数運用する
鎮守府の新型艦、多用途運用護衛艦に他ならぬ！

日本の戦後政治史に詳らかな皆さんはご存知かも知れぬが、
日本国はその政治的経緯から攻撃型空母の保有は憲法で禁じられ、
持つ事ができない。故にこの空母機能を持つ新型艦は憲法違反存在ではないのかという
疑惑の目を向けられながら建造が進められた、極めてアブナイ護衛艦である。

当然、心ある議員やマスメディアによる批判が為されたが、批難の矛先のアベ総理は
「エー、そのような批判には一切当たらないので、安心していただきたいものであります」
とだけ答弁を行い、以後は黙して語らず。やがて、批判していた議員や記者は
不審な死を遂げた。ナムアミダブツ！

その邪悪な新型艦が、今まさに3-2海域へと侵入を試みているのだ！