【中国軍事情勢】模倣脱した?中国の最新鋭「055型駆逐艦」に“世界最強説”
https://www.sankei.com/world/news/181024/wor1810240001-n1.html

台湾の海軍司令部が発行する学術誌「海軍学術」の今年6月号の論文によると、
1 052C型(6300トン)は艦隊防空を主任務とし、計6隻が就役。自主開発のフェーズドアレイレーダーはSバンドの空冷式で、探知能力は450〜500キロ。
 中国海軍で初のミサイル垂直発射装置(VLS)を備え、対空ミサイル「海紅旗(HHQ)9」計48発を搭載できる。
2 その発展型である052D型(7600トン)は現在、中国海軍の主力駆逐艦で、建造分を含めると計17隻の存在が確認済みだ。
レーダーは液体冷却式に代わり探知距離は500〜600キロに向上。 初めて防空、対艦、対潜の各種ミサイルを同一の垂直発射機内に納めることができるようになり、
数量も計64発に増加した。単独あるいは他の艦艇と連携し、より広範囲の防空・水上作戦が行えるようになった。
3 最新鋭の055型は、052D型が搭載するSバンドレーダーの改良版346B型とXバンドの双波レーダーを採用し、
346B型レーダーの性能は距離や精度、射撃管制能力などで米国のイージス艦が現在装備しているAN/SPY1Dを「大きく上回る」としている。
 また055型は、ステルス戦闘機を探知するためのメーター波レーダーも搭載し、F22やF35に対抗するという。
4 論文はこうした性能向上を踏まえ、055型は将来、空母打撃群の戦闘指揮艦となる可能性が高いと指摘。052C/D駆逐艦やフリゲート艦と連携して空母を護衛するだけでなく、
長距離の対艦攻撃や陸上目標の攻撃も担当すると予測している。
 その上で「作戦能力は世界最強」として、就役すれば台湾への圧力は「さらに高まるだろう」と警戒している。

海自の護衛艦で中華イージスに対抗できるのか...?