中国、「空母」導入を警戒=自国戦力増強急ぐ―防衛大綱・中期防
時事通信 12/19(水) 7:06配信

中国は18日に閣議決定された「防衛計画の大綱」で、事実上、日本が空母の導入を決めたと受け止めている。

中国外務省の華春瑩・副報道局長は同日の記者会見で「強烈な不満と反対」を表明。自衛隊の防衛力向上に警戒を強め、
習近平指導部は自らの軍事力の増強を急ぐとみられる。

華氏は新防衛大綱について「中国脅威論をあおっている」と語り、日本側に抗議したと明らかにした。
「日本のやり方は中日関係の改善と発展にプラスではない」とも述べた。
日中関係は改善の流れが続いているが、互いの「軍拡」が両国の新たな火種となる可能性もある。

中国が最も懸念するのは「いずも」型護衛艦に米最新鋭ステルス戦闘機F35Bの搭載が想定されていることだ。
中国軍は、2012年に就役した初の空母「遼寧」と来年就役する見通しの計2隻の空母を保有しているが、旧ソ連の技術がベース。
最新技術を誇る米軍の空母と比べ、発艦方式は非効率で、艦載機の性能も著しく見劣りする。

中国のニュースサイト「新浪」は、「いずも」の規模はイタリアの軽空母に匹敵し、最大で20機近くのF35Bを搭載できるため
「脅威は決して小さくない」と分析した。
また、日本が5〜10年で「3隻の空母」を建造し、「強大な戦力を持つ空母艦隊」をつくることができると指摘。
「3隻目の空母は4万トン級となり、F35Bの搭載数がさらに増える可能性がある」と伝えた。 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181219-00000015-jij-cn

確かにいずもの次に建造が噂される新型強襲揚陸艦が、米軍のワスプ級に準ずるサイズならF35Bの搭載数は確実に増えますね。

しかし米軍のニミッツ級に準ずる大型空母を連続建造している中国が、アジアの軍事バランスを崩すと文句を言ってもなぁ。