兵器の優劣はスペックや戦闘力、信頼性等の技術評価だけじゃなくて、
適正な戦略とオペレーションとの整合性や使用環境を観なくちゃ評価出来ないもの。

大和級戦艦は1920年代のオペレーションプランを前提に設計された戦艦で、砲雷撃戦による艦隊決戦を主とする海戦戦術において、
タクティクスのレベルでは世界最高水準の完成度を達成していた。

文字通り世界最強の兵器だったんだよ。航空戦力の登場によってOPプランが破綻するまでは。
WW2以降、飛躍的に向上した航空戦力のパワープロジェクションは海上艦艇の機動力を圧倒的に凌駕し、
砲雷撃戦による艦隊決戦コンセプトは終焉を迎えることになった。

で、今はA2ADによってF-35が前提としてきたオペレーションプラン(→エアランドバトルコンセプト)が破綻している。
日本の地政学的な状況において、OPプランが破綻しているのに、そこに目を向けずタクティクスレベルの程度の低い話に終始するのはなんで?