>>280
アジア極東地域において米軍が全力で総力戦争をやっても中国には勝てないよ。
米軍の中では中国との全面戦争を想定し、エアシーバトルという作戦コンセプトを構想中なんだが、

@全面核戦争にエスカレーション化させずに中国を攻撃するオプションが存在しない
A通常戦争に限定したシュミレーションを想定してみても、パワープロジェクションのコスト負荷が米軍の方が圧倒的に大きい
結局、@とAで米軍が負けるだろうという結論になってる。

例えば、野球ボールを投げる時に100メートル遠投するのと、1メートル投げる場合では、近くに投げる方が圧倒的に容易だろう。
プロ野球選手でも20球も連投すればすぐに疲れてしまって、100メートルの距離を飛ばすことが出来なくなってしまう。
さらに無理をして遠投を続ければ肩が壊れてしまう。

これに対し、ボールを1メートルだけ投げるだけなら
、数時間連続でやり続けても大して疲れないし、
短時間で大量のボールを投げることができる。

軍事における戦力のパワープロジェクションも同じ。中国はアジア極東地域に地理的に近接しているので、
大量の物量(→ミサイル)を容易に低コストで投射することができる。

これに対し、アメリカは遠隔した地点から超大距離の戦力投射をしなければならないので、前方展開&投射できる戦力は大きく制限され、
物量的に小さく、困難で、高コストな投射を余儀なくされる。

現在でも、そしてこれからもアメリカが世界最強の軍事大国である事実に変わりはないが、西太平洋と極東地域という空間では
米国は中国に勝てなくなっている。