>「黄緑のチョッキ」運動家は、フランス全土で合計数万人程度。相互の連絡はフェイスブックに頼っている。
 「どの政党ともどの労働組合とも無関係」で、代表者がいない。
 フランス政府も、議論を交わす相手が見つからず、対応のしようが無いと嘆いている。
 初期に比べて参加者は大幅に減っているが過激な暴力沙汰が増えているため社会問題になり、人気(にんき)凋落(ちょうらく)のマクロン大統領も、
 「富豪を優遇して低所得層や年金生活者に厳しい税制改革」などが重大な失政だったことを
 遅蒔(おそま)きながら自覚したらしい。何とか手を打とうと悪戦苦闘している。
 低所得者への財政補助などを打ち出しているが、財源をどうするつもりなのかと各方面から批判されている。
>交通(こうつう)麻痺(まひ)のせいで小売商がとばっちりを受けて青息吐息だとフランスのメディアは報じているが、
 ストラスブールでは商品の仕入れなどに支障が起きている様子は無い。
 青物市場もスーパー・マーケットも平常通り機能している。
 市場での商人と客のやり取りを聞いていると、庶民の本音が窺(うかが)える。
 「『黄緑のチョッキ』連中って勝手なことばかりやってるね。数を頼んで放火したり建物を壊したりじゃ、チンピラの犯罪行為と変わりないから、庶民は支持しないよ」
 「自分たちは仕事をしないで済む土曜日に集まって気炎を上げているけど、週末にも働かなきゃ食べて行けない貧乏人が通勤妨害されて泣いてることなんか考えていないのよね」
 「いつだって損をするのは底辺の俺たちだよ」
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