写真員のブログより
海上自衛隊の「写真」という職種は「情報」という職種の中の1つです。任務は海上自衛隊における写真・ムービーに関すること全てとなり、
航空部隊の写真班(係)は航空機の搭乗員が撮影してきた画像を処理、配布することが主な任務です。
しかし最近はカメラやビデオのデジタル化が進み、現像作業が大幅に短縮されるようになってきたので、
前述の任務に加え、実際に航空機に乗り込んでの航空写真の撮影、隊内行事の撮影、広報ビデオの作成など、幅広い任務と業務を行ってます。

 仕事内容は、よく「シャッターを押すこと」と思われがちですが、実際にはシャッターを押すことは全業務の10%くらいです。
あと20%が準備で、70%が現像・処理(ムービーはビデオ編集)となります。実は周到な下準備と、緻密な後処理が必要な地道な仕事です。

 写真員になるためには、入隊後「情報員」になる必要があります。そのため主特技を得るために、海士・海曹・幹部(専門)情報課程、又は海曹士特修科情報課程(いずれも第2術科学校)を履修する必要があります。
その後写真の技術を習得するため、海曹士専修科写真、専修科ムービー課程(第3術科学校)等に入校し専門的に教育を受けます。