★日本側は韓国が@に違反したとの主張。
★しかし韓国側は、そのまえに日本がDに違反したとしている。
 日本の哨戒機は、相手に脅威を与える模擬攻撃の飛行進路をとったと。

★海上衝突回避規範(CUES) 2014年締結

@砲やミサイルの照準、火器管制レーダーの照射、魚雷発射管やその他の武器を他の艦船や航空機がいる方向に向けない。
A遭難時などを除いて、信号弾やミサイル、ロケット、各種火器などの物体を艦船や航空機に向かって放出しない。
B艦橋や航空機の操縦席を(探照灯や照明などで)照らさない。
Cレーザーを使用し、乗員や艦船の装備に悪影響をおよぼすような行為をしない。
Dアクロバット飛行や模擬攻撃を艦船の付近で行わない。

★Dの解説
模擬攻撃というのは攻撃訓練などで行われる攻撃の予備動作の事を指しますが、
砲やミサイルを向けるだけではなく、相手を攻撃しやすい場所に移動する事も指します。
特に、航空機などでは相手艦船に向かって低空で接近したり、まっすぐ降下するだけでも模擬攻撃になりえます。

艦船にとっては敵航空機にミサイルを発射されてからでは遅いため、
この動作に入り始めたら即座に反撃できるように訓練されています、
配置についた兵士が誤って発砲しないようにするためにも行うべきではないですね。
また、攻撃動作でなくとも、艦船の側でアクロバット飛行をするのは危険ですし、
攻撃動作に間違われることもあるので控えるべきでしょう。