薄翼、という意味では、P-47やその先代であるP-43に採用された、
Airfoil: S3は特徴的である。
Max thickness 11% at 28.7%、スピットファイアよりも薄翼と言えるし。
http://mdolab.engin.umich.edu/webfoil/db/airfoil/S3/

12.7mm機銃でオッケーな、アメリカならではの薄翼と言えるだろう。
世界に目を向ければ、薄翼ながら、13.2〜20mmを押し込みつつ強度確保するか、
という難易度高い設計に成功した機体があるなかで、わが日本はどうか、と言えば。

鐘馗あたりで、97戦や隼と同じNN-2でありながら、根元部分は翼厚14.8%と、従来型中島陸軍機よりは薄い。
雷電だと12.5%厚らしい。零戦はNACA2315らしいから、
やはり高速目指した局戦だけに、キッチリ薄翼に仕立ててある。
紫電改で15%、飛燕で16%、
https://books.google.co.jp/books?id=GUI3DwAAQBAJ&;pg=PA135&hl=ja&source=gbs_toc_r&cad=3#v=onepage&q&f=false