こういう解説。
高翼面荷重で、失速性能にいろいろとケチつくハズのBf109ですら、自動スラットのアシストを経て、33.8度/秒の旋回こなすわけで、
補助揚力装置との兼ね合い次第では、多少のネガティブを補えることも事実だ。

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・スピットファイアの旋回性能については、パイロットが経験不足で、
失速と錐もみに入ることを恐れて十分な急旋回をしない。

・英空軍航空研究所が捕獲したBf109E3とスピットファイアMk1の比較をした場合、旋回半径がBf109が270m、スピットファイアが212mという結果。

・「航空機メカニカルガイド1903-1945」には、
イギリス側でスピットMK.1、ハリケーンMK.1、Bf109Eを用いて旋回テスト(高度3000m、機速500km/h)を行った結果として、
スピットMK.1=268.2m/7.0G、ハリケーンMK.1=243.8m/7.5G、Bf109E=228.6m/8.1Gを記録した。

・イギリス軍パイロットが、Bf109の前縁スロットの効果を知らず、それが出るところまで操縦桿を引けなかったと聞いています。

・旋回率を求めてみると、スピットMk.1が29.0度/秒、ハリケーンMk.1が31.5度/秒、Bf109Eが33.8度/秒
http://www.warbirds.jp/ansq/11/A2002168.html