そもそも、層流翼・半層流翼とはなんぞや、という話から。

翼根から翼端まで全ての部位で層流翼型を用いるか、「翼端失速対策」を兼ねて翼端部分だけに非層流翼型を用いるか、
の違い。
層流翼型はCdの絶対値は小さいがCLも小さい、だからCLの絶対値の高い通常翼型を用いたいって話だ。

揚力を高め抗力を削り、揚抗比を稼ぐなら、形状はどうしても薄翼になる。
翼端失速させたくないなら、翼端の揚抗比高めるために、翼根よりも薄翼の翼型を選択するのは、
空力設計するうえにあたって極めて真っ当だ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Wing_profile_nomenclature.svg
この図において、leading edge部分に円が記載されており、この半径が前縁半径。
max thickness(翼厚)とは、概念異なるってこと、知ってた?

確かに、「前縁半径が大きいと翼上面を流れる気流の?離が発生しにくくなり、揚力係数が大きくなる」。