【金星ゼロSTOL局戦】連呼厨の根本的な間違いは、
彗星33の、爆撃過荷2890km/1070L、言い換えれば「2.7km/L」を強引に金星ゼロに当てはめるところだね。

公称2速1190psの金星62、巡航モード(7/10?)の燃料消費率が、134〜136L/hなのかどうか?
彗星33の最高速は561km、巡航が370km、比率は0.6595である。
速度は、出力比の1/3乗(^0.3333)に比例するから、金星62の2速で公称全力の87.06%、1036psを出力してる状態である。
基礎となるデータはこちらを用いる。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/3853/jnrs/jnrsC234b.htm

1036psで134L/hが正しい(最低燃費消費量)の場合、金星ゼロは1036psでどれぐらいの速度が出せるのか?
主翼・胴体の抵抗も異なれば、プロペラ効率だって、重量だって、彗星とゼロは異なるわけだしね。
金星ゼロが572km/h@1190psならば、377.5km/h程度で、136L/hになるだろうし、2.7km/L相当。

正規状態を450L前後、主翼の主タンクのみを満載した条件なら、1200kmぐらい巡航するかもしれないが、
それは金星ゼロが、彗星33並みにCdが小さく、かつペラ効率も同様の場合にのみ成立するハナシである。

抵抗面積の40%ほどを締める主翼、ゼロはNACA2315を三菱がモデファイしたMAC翼だったハズだ。
彗星は半層流翼、最小空気抵抗はゼロよりも小さい。
翼厚。ゼロは20mm機銃を翼内装備するため、薄翼は採用していない。
彗星は機銃翼内装備してないから、このハンデはない。

金星ゼロが、正規850km、リッター2km前後の悪燃費、というカタログ数値、大いにあり得ますな(笑)
だから、「単にゼロに金星を載せ替える」だけなら、【空母から離発着可能な程度のSTOL局戦】にしかならないし、
天山や流星の行動半径 850〜1000km級のアウトレンジ攻撃の護衛に全く使いものにならないことは否めない事実。
つまり万能機ではない。