誘導抗力は、翼幅荷重(重量÷翼幅)の二乗に比例するわけなんだし、
胴体面積(主に摩擦抵抗)なり、形状抵抗が削りづらいなかで、
「重量の二乗に比例」する誘導抗力を積極的に増やすことを厭わないバカは、高速機を評論するに値しない。
重い機体で高速機作るなら、土井武夫のアプローチは極めて正当。

97戦の3社コンペの時代から、アスペクト比7超えの主翼を継続して用いてた土井武夫、
飛燕・五式戦になって、ようやく時代が彼の設計コンセプトに追いついた、とも言える。
中島よりもアスペクト比は1ポイント以上、高い。
勿論、3.8tでも強度設計やり直す必要ないぐらい、頑丈過ぎるぐらいの主翼だが(苦笑)
事実、陸軍機の中では、五式戦(だけ)が、B-29に第二撃をかけうる性能あるってコメントだし。

現代だって、旅客機の巡航燃費を稼ぐため、
翼端にウイングレットを装着して、翼端渦(≒誘導抗力)を推力にしようって工夫するぐらいだしね。

高高度のB-29を迎撃するにあたり、幾ら20mm4門持っていようが、
その高度に届くのにアップアップするぐらいの重量は無意味。