『地方書による近世農民の食生活』には
越後塩沢の商人、鈴木牧之が信越国境の秋山郷を訪れたときの紀行文(文政11年)
『秋山紀行』を引いてこうある。
「味噌汁を毎食飲んでいたかは不明であるが、糀の入らない未発酵のような即製の
味噌を用いている。「味噌は大豆作る故製しても糀は入ず。其月々に早製にて用いる
かして、納豆の匂いすと桶屋が云ふ」とある。
味噌汁の具には、鶏卵・塩漬の鹿肉・里芋・大根などが使われている。」