WW1末期の飢餓に悩まされたドイツの代用肉、デデ肉、Dede-Fleisch

拙劣な食料政策で豚肉が供給できなくなったドイツでは、
デデ肉と呼ばれる代用肉が作られたと「カブラの冬」にあります。
また、一九一五年五月二一日付の『フォアヴェルツ』で、
「デデ肉De De Fleisch」という食べ物を試した記者のレポートが掲載された。
この記者によると、デデ肉の価格は哺乳類の肉の半額、切った後一週間は
新鮮なまま食べられるという。では、どのようにして作られた代用肉なのか。
実は、干し鱈の身と豚肉に、スパイスと脂を加えたものであった。

干し鱈は、クリップフィッシュ(Klippfisch)、つまり「すすぎシステム」で塩出しが
必要な、干し塩鱈と特定できました。
しかし、混入されるのは豚肉ではなく、じゃが芋だったのです!
しかも、匂いを誤魔化すためにスパイスを入れるのではなく、むしろ豚臭さを
出すために脂肪――たぶん、ラード――を入れているのです。
(日本でも、貧乏料理で牛肉らしさを出すために、例えばじゃが芋のコロッケに
牛脂を入れると思います。)

干し鱈もじゃが芋もラードも、常温で保存できます。
この材料なら、ご家庭に冷蔵庫のない第一次世界大戦の頃のドイツでも、
「切った後一週間は新鮮なまま食べられる」ということがありえそうです。

大雑把に言うと、じゃが芋9に、干し鱈0.5、ラード0.5を混ぜたものということになります。
今回は、じゃが芋9に干し鱈1(実際には味付きおつまみ鱈)を混ぜ、ラードがないので代わりに
ごま油で焼きました。

「普通に美味しい魚料理だと思う」

そりゃそうでしょう。
これ、日本料理では「しんじょ」っていうのです。

https://ameblo.jp/ichijuissai/entry-12676266647.html