2022年は中国のコロナ不況、不動産会社バブル崩壊など経済的混乱にともなう国際農作物市場の混乱が予想されるのだろうか

中国農業の劇的な衰退で飢餓が迫っている

中央農村工作会議が昨年12月、北京で開催され、習近平国家主席が「2025年までに豚肉の95%の自給を達成せよ」と演説している。
あれっ? 「2025 中国製造」での目標は、半導体自製化、AI(人工知能)、量子コンピューターなどではなかったのか。工業プランを引っ込め、いつのまにか農業再生に置き換わっていた。
習氏自らが具体的に、大豆、菜種油の作付けを増やし、農村を救済し、農業を再活性化せよと発破をかけた。異常事態である。
世界から食糧を買い漁り、世界の在庫量に占める中国のトウモロコシは69%、米が60%、小麦が51%、大豆34%である。食品輸入総額は2020年度統計で981億ドル(約11兆3600億円)。輸入量はおよそ7億トン。
武漢肺炎、台風、洪水、土砂崩れで農地は荒れた。そのうえ、あちこちに団地造成、農地には案山子(かかし)の替わりにマンションが林立。山間部や棚田も太陽光パネルだらけとなって、農耕地は激減していた。
大豆、トウモロコシ、小麦、豚肉は、米国やブラジル、アルゼンチン、ウクライナから大量輸入している。例えば、大豆は2010年比較で21年は10倍、トウモロコシは過去3年で3倍、それでも豚肉は着実に値上がりし続け、庶民の不満は「豚肉が食べられない日が来るのではないか」と、当局の政策の不備を突く。
中国料理に欠かせない餃子、シューマイ、肉まん、小龍包などは、小麦が絶対不可欠の食材だ。
日本もこの悪影響が出た。マヨネーズ、食用油、麺類、パンなどが値上がりしている。大豆不足は豆腐、しょうゆ、納豆も価格高騰となりそう。大変な事態が迫っている。
http://news.yahoo.co.jp/articles/7e81ba4aabce432b031117796dc1d8fb9a0e1046