朝日新聞

スバルが16日から、国内唯一の完成車工場である群馬製作所(群馬県太田市)の操業を停止していることがわかった。
部品メーカーから調達している主要部品に不具合が見つかり、不具合の原因の調査が進まずに部品の供給が
滞っているためという。影響はすでに1万台以上にのぼるとみられ、顧客への納車にも遅れが出ている。
スバルが22日、朝日新聞の取材に対して明らかにした。ハンドル操作を助ける電動パワーステアリングに、
今年に入って不具合が見つかった模様だ。群馬製作所は昼夜2交代の生産体制をとっており、16日夜から操業を停止した。
日曜で休日だった20日を除き、22日まで生産は再開できておらず、23日も生産を止める。
国内の完成車生産がすべて止まる事態に陥っており、本格的な操業再開のめどは立っていない模様だ。