堤明夫提督のFB 1月6日
一つ気になること : FCレーダー照射事件
韓国海軍駆逐艦による海自Pー1へのFCレーダー照射事件で、先日防衛省が公開した証拠映像について、
元船乗りの 「システム屋」「ミサイル屋」 そして 「鉄砲屋」 であった私としては大変気になる点が一つあります。
公開映像の中ほどで
「クルー : めちゃくちゃすごい音 (電波強度強い) だ。」
と言うテロップが出てきます。
ご存知とは思いますが、電子戦装置では探知した電波を可聴周波数に変換して、捜査員が音として
聴く事が出来るようになっているのが一般的です。
そこで問題なのが次に出てくるテロップなのです。
「クルー : この音覚えておいて下さい。」
これはどう言うことなのか?
当然ながら、一般的な捜索用レーダーや追尾用のFCレーダーなら周波数などの諸元は異なっても
その形式そのものの音源というのはある意味似たようなものになります。
したがって、単に電波強度が強いかどうかというくらいでは報告はしません。
しかしここではわざわざクルーが機長などに注意喚起をしているのです。
ということは普段は (教育訓練でも) ほとんど聞くことのない、それ程特徴的な音だったといえるでしょう。
今回の事件の 「広開土大王」型は対空ミサイルとしてRIM-7P を垂直発射機 (VLS) に装備しており、
これはご承知のとおりセミ・アクティブ方式で、そのFCSとしてシグナル社製の
STIR-1.8 を使用しています。このFCSは元々がスタンダード・ミサイル用などとしても使われてきましたので、
その追尾レーダーの出力は強力であり、今回のような近距離で照射されれば、それは強度が強くて当然でしょう。
とすると、このクルーの報告は、もしかすると RIM-7P 誘導用のCWIであったのでは? とも考えられます。
このクルーの報告のテロップ前後の状況が公開された映像にはありませんが、当然ながら機長に対して “覚えておいて”
などという異例の発言の前にそれついてのものがあったはずです。
もし今回の事象が追尾用のFCレーダーの照射 (ロックオン) だけでなく、同時にCWIも出していたとすると、
これはもうとんでもない、大変な事件になります。一歩間違えば対空ミサイルが発射されたかもしれないのですから。
民○党類ですが俺の140mm砲を見てくれ
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
394名無し三等兵 (ワッチョイ e561-beQY)
2019/01/25(金) 15:20:12.79ID:OPx5y2m/0■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
