水島努監督「荒野のコトブキ飛行隊」 飛行機描写には妥協しない 膨大な資料を検証[01/27]

バンダイナムコアーツの有澤亮哉プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。

−−作品の概要と魅力は?
「ガールズ&パンツァー」の水島努監督が描く、“美少女×レシプロ戦闘機”アニメです。
西部劇のような荒野を舞台に、すご腕の女の子チーム「コトブキ飛行隊」の活躍を描きます。
大迫力の空戦アクションや戦闘機描写へのこだわりはもちろん、女の子同士のテンポのよい掛け合い、
そしてオリジナル作品ならではの最後まで先の読めない物語にもご注目ください!

−−アニメにするときに心がけたことは?
水島監督はじめ、スタッフ全員「飛行機描写には妥協しない」というのは企画初期から決めていました。
戦闘機の見た目や動きもそうですが、特に心がけているのはレシプロ機ならではの「重力を感じる動き」です。
独特の浮遊感や、落下による加速、揚力を表現するために何度も何度もリテークを重ねています。
操縦席での操作からワンテンポ遅れて機体が動くなど、風を受けて動く飛行機の構造を理解しているからこそ
出せる映像の説得力は、本当にスタッフの皆さんのこだわりのたまものです。

−−作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?
うれしいのは何よりも出来上がった本編を見る瞬間です。第1話で隼のエンジン音と風切り音が浜口史郎さんの
音楽に乗って聴こえてきた時は感無量でした。あとは、現場で水島監督の笑顔が見られるとうれしいですね(笑い)。
すごく忙しい中だけど楽しんでくれているのかな、と勝手にホッとしています(笑い)。
大変だったのは、当時の飛行機の資料集めです。ミリタリー監修の二宮茂幸さんに当時の資料を探していただいたのですが、
思った以上に残っていないんです。例えば、操縦席の計器やレバーの存在も役割も分かるけど、
実際にどういう動きをしていたのかは分からない。膨大な資料の中から断片をかき集めて、検証を重ねて、
そんなスタッフの皆さんの苦労の末にあの第1話の発進シークエンスは完成しています。
(以下略)
https://mantan-web.jp/article/20190126dog00m200057000c.html

岡部いさくはかかわってるの?