ではこのスレの住人的にイライラする話を書いてやろう。



米軍と自衛隊による戦闘が始まって三日が過ぎた。
既に自衛隊の戦車隊は米軍のM1戦車によって大半が撃破され、
戦線は関西方面まで後退を強いられている。

「首相に意見具申します」「何かね」「XF-3の実戦投入許可を」「!!」
「XF-3はまだ未完成ですが、既に実戦投入可能なレベルにあります」
「・・やれるのかね?」「制空権さえ奪還できれば、少なくとも負けは回避できます」
「ふむ・・・・ならばやりたまえ」「ハッ!」

フィィィィイイイイイ!!!!!!!!!

国産の最新鋭ジェットエンジンが甲高い排気音を響かせ、XF-3が滑走路へと躍り出る。

「メビウス1だとさ」「は?」「お前のコールサインだ」「ゲームの主人公にでもなった気分だな」「ハハッ」
整備のおやっさんは冗談のように言うが、目は真剣だ。
「良いか? 作戦はシンプルだ。大阪の上を飛び回ってる敵の艦載機を全て落とす!その後は戦車の撃破だ」
「わかった」
俺はコクピットを閉めると、エンジンの出力を最大に上げた。
「テイク・オフ!」

それが、日本の真の独立の幕開けであった。《 第一話 『ネオ・ゼロ発進』 完 》