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『ドンはご自分ではその、男色趣味はお持ちでありませんよね?』
『俺がどれぐらい女好きなのか、知らないおまえたちではないよな?』
『あんなすばらしい魔法の杖を男なんかに使わせるほど私たちがサボっていないことは、きっとドンにもご理解いただいているものと思いますわ。』
『じゃあいいじゃないかね。』
『でもご趣味でないのにあれだけの陣容を揃えて、それはまあ接待用にうかつなものは提供できない、どんなものでも一流の物でなければ気が済まないというお気持ちなのかとは』
『それはあるが、それだけじゃ50点だな』
『・・・残りの半分は』
『つまりこういう事さ。なるべくたくさん男同士で愛し合ってくれてりゃ、余った女が俺の方に来てくれるかもしれんだろ。そこが大事なんだ』
『・・・・・・世界中の女を独り占めにしないと気が済まないとおっしゃる?』
『そこまでは言わないさ。人妻なんか要らないしな』
『では残りの世界中の女を合わせたくらいの愛を私たちがお捧げしますね』
『また大きく出たな。しかしまあ、・・・ありがとう』
『どう致しまして。あら?あらあら?』
『いまの言葉を実証してもらえないかな?』
『こんな昼間からよろしいのですか』
『引き継ぎはちゃんとするんだよ』

『業務連絡、アルファより1,2,3、ポンコツの4名、当方はドンのご指示により2時間早上がりになりました』

『『『『』』』』

『本日当番の3は予定通り合流、ポンコツは当方代理、1,2は補佐、あとは通常どおイヒィッ駄目、まだ連絡中いやぁぁぁそこ汚い駄目、駄目いやァ、あうふ、いやぁあ』(プツッ)

『やったあドンと一緒にチーフイジメだw』
『『いいな3号』』
『わらひころ前いっひょう分ひたから、ひあらくいいれひゅ』
『ポンコツ、よだれよだれ』『眼がうつろだ』『駄目だコイツ代理できないよ』

こんな感じの、ドンの日常。