ドイツ軍人がアレなのは、フリードリッヒ2世が無茶苦茶なことやって成功しちゃったのを大王とか称賛して反省しなかったからやろ。

まず、前皇帝との約束を破って、シュレジエンに侵攻。
これはまぁ小が大を食うために致し方ない部分はある。
神聖ローマ皇帝がプロイセン王を臣下扱いしていたり、前々から燻っていたものはあったろうしね。

ただそのあとが問題。
まずフランスと対墺15年同盟を結びながら、墺はすぐ負けるやろ、と普仏同盟無視してさっさと墺と和議結んで勝手に戦争を抜ける。
結果がフランス軍の劣勢。
慌てて墺との和約を無視して再度参戦したのが第二次シュレジエン戦争。
こんなことやった時点で全方面から信頼されず憎まれて当然。
実際、結果は外交革命による仏墺同盟。

窮した結果やったのは先制防衛策とやらのザクセン侵攻。
で、7年戦争なわけだが、仏墺露全部敵に回したので、順当に手数が足りなくなってベルリン包囲寸前に。
というか、露助と会戦して負けてるのに、なぜかその露助をたまたま負けただけと軽視して、そのあとも負けるとか、実にドイツらしいことをやってる。

結局英国の財政援助とロシアの女帝が死ななければ間違いなく滅亡していた。
そこを反省しないので

・不誠実な謀略外交
・ロシア軍に対する蔑視・軽視
・軍事優先外交

なんかをその後も繰り返して今に至っちゃうというね…