>>759
演出と情景を最優先する宮崎駿作品の呪縛は、
昭和末期のアニメ業界全体に満ちていた。

 如何にリアルに描くか、
 如何に宮崎駿のいう「連続性」があり、
 破綻の無い演出を目指すかで、
 色々と鬱屈していた時期がある。

その呪縛から脱したのが、平成になってすぐの
美少女戦士セーラームーン。

女子中学生がレオタード系セーラー服のコスプレして、
夜な夜な悪い美男美女と戦ってチャラい必殺技でキメるとか、
リアルもへったくれも無い訳で。
それでもちゃんとしたTVアニメになる!
という新たな衝撃(笑)
その結果、90年代前半は変身少女戦士が週に10本ぐらい量産されまくり。

なので1990年代は、日本のアニメが宮崎駿という
目標やお手本から巣立った時期だと愚行。