ウクライナ憲法改正案を提出 大統領「特別な自治権」触れず

【モスクワ共同】2019年12月17日 09時39分

ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、
「国家権力の脱中央集権化」を進める憲法改正案を最高会議(議会)に提出した。
改正案は東部の紛争解決に向けて合意済みの「特別な自治権」付与には一切触れておらず、東部の一部を実効支配している親ロシア派は猛反発している。

ロシア系住民が多いウクライナ東部で政府軍と親ロ派武装勢力が戦う紛争の終結に向け、ロシア・親ロ派、ウクライナは東部に特別な自治権を付与することで合意済み。
9日にパリで開かれたフランス、ドイツを加えた4カ国首脳会議でも、この合意の履行を確認したばかりだ。