なんか目標値と計画値と計算値が同列に語られている気がする
計画値は「この機体ではこの速度を出したい」って用兵上から来る要求値であって目標値だ
これはその機体の概案を纏める段階で必要で、まず数字ありきだ
計算値は、その目標に従って機体規模や機体形状、エンジン選定をして予想重量や空気抵抗
から「この程度は出せそう」として算出した値で、案によって複数の数字が出るのが当たり前
その中で一番実現度が高そうで用兵側の要求に合うものを決定案として細部設計に移る

富嶽は機体案もエンジン案も実現出来そうな案に纏める段階で当初構想からどんどんシュリンク
していって、最終的な決定案を経て細部設計に入る前の研究段階で試作中止となったから、
仮に実機の試作まで進んだとしてもその計算値などどこにも存在しない、それ自体が幻だ
富嶽の最大速度など、数ある案の中で一番知れ渡った数字が1人歩きしているに過ぎない