>>397
F-22は制空戦闘機としては今でもNo.1なのだから大したものだろう
問題は
1.現代のアメリカ空軍が戦う相手はほとんどがまともな戦闘機兵力を持たないから現代のアメリカ空軍は制空戦闘機を重要視していないことと
2.ステルス性に関する技術が未熟だったにもかかわらず強引に実用機に適用したために維持費がベラボウな代物になったということ、
この2点がF-22の成功を中途半端なものにしたということを理解できないかな?

F-3に関して言えば、現在の日本がF-2と交代する次の戦闘機に最も必要としているのは、南西諸島とくに尖閣諸島や八重山諸島エリアでの衝突の際にも
チャイナの経空脅威を実力で排除できるだけの
1.沖縄本島や九州の基地からでもカバーできるほど、とても足が長く
2.対空戦闘に非常に強い
3.数の劣勢を補えるだけの多数のAAMを内装できる(ステルス性のため)こと
という3点だ

つまりF-35のようなマルチロール機がアメリカ空軍や他の多くの空軍の視点からはどれほどの成功作であっても、
我が国の視点では上記3点のいずれも満たしていないという意味で「我が国の次の戦闘機」には成り得ない(F-35の買い増しで対応できない)ということだ

そしてクリアすべき要求事項が少数で明確であればあるほど設計のポイントは絞り易くなり開発が成功する可能性は高くなる
コンセプトが明確だから開発の成功が保証されるほど戦闘機開発は簡単な話ではないが、同時にコンセプトが明確であればあるほど成功確率は高まるのも事実だ

そしてそのコンセプトがどれだけ長く通用するか=その戦闘機がどれだけ第一線で通用するかは様々な要因(国際政治的なもの、国内政治的なもの、技術的なもの、等々)に左右される=運の要素が大きいので
一概に言えるものではない