現状、6機/年ペースの調達を9機/年に増やし、その代わりノックダウン生産を止めて調達単価を低減し、
現状の予算規模からの大幅増額は避ける、という政治的判断だろうしな。
後は生産面で融通が利かないとか、国内での戦闘機生産基盤の維持や技術向上には寄与しないとか、
おそらくは期待した成果が得られないので、費用をかけてまでFACOを維持するメリットが少ない、
という裏事情なんかもありそうだ。

そしてF-35をFMSに切り替えた以上は、日本国内での戦闘機の開発、生産基盤の維持と向上のためには、
新型戦闘機の国内開発は絶対条件となった。
F-3の国産は、最早是非を問う段階はとっくに過ぎて、何処まで外国企業に任せるか?という匙加減の問題
でしかなくなっている。