>>590

全然事の経緯がわかってませんね
アメリカは日本に自主開発を断念させようとして既存機改造型を提案したのだから
ベース機を出さないという選択はアメリカ国防省にはなかったんだよ
アメリカはそこまで強要できるほどの力は既に当時はなかった
なにせ当時のワインバーガー国防長官が来日してまで決めた話を反故にるするわけにはいかない

問題だったのはアメリカ国防省の思惑が理解できてない通商関係の連中が介入したこと
アメリカ国防省の思惑は日本に開発経験を与えないことだということを理解してなかった
国防省の狙いは実験機レベルの開発経験ではなく実機レベルでの開発経験を与えないことだったから
むしろF-16のFBW技術や飛行制御プログラムは供与した方がよかった
アメリカ製のものを採用してる限りは日本は実機での開発経験はないままになるから

その思惑を理解できずに日本側にFBW技術や飛行制御プログラムを供与しなければ計画中止になると考えたのが通商系の議員
日本は既にT-2CCVでそうした技術はあると報告してるのに技術を供与しなければ開発中止になると考えて供与を禁止してしまった
結果として日本側は技術があるから独自開発する機会を実機で得てしまいアメリカ国防省の目論見が外れてしまった

アメリカ側の対応が拙かったのが国防省と通商関係が違う思惑で動いたことであり
結果としてアメリカ国防省の思惑である日本に戦闘機開発機会を与えないという目的を果たせなかったこと
アメリカ国防省は日本の開発能力がそれなりにあることは知っており独自開発の機会をできるだけ減らすことを考えていた
だからこそ既存機ベース案という中途半端な開発機会に留めようとしていたが
通商関係の連中は日本の開発能力を相当に過小評価していて技術を供与しなければ開発が頓挫すると考えていた
過度な通商側の介入で結果として日本側に大きな開発機会を与えてしまった
F-2開発により日本は戦闘機開発を獲得してしまったというのがアメリカ側の見解