先日のSamsung Exynos 9820ダイレイアウト写真とExynos 9810ダイレイアウト写真から大雑把にM4推測してみた
Exynos 9810に使われているM3は6命令デコードで9整数+3浮動小数という化物構成
これよりM4はかなり大規模になっている
M3はL2を512KiBローカルに持つモダンなCPUらしい設計でL3は4コアで4MiBを共有する
M3はレイアウト写真から大雑把に計算すると1コアあたりA55の約7倍の規模
それに対しM4は1コアあたりA55の約11.2倍の規模を持つ
Armとしてはトップクラスの重量級であるM3比で1.6倍に膨れ上がった
またL3は写真比較から4MiB(3MiB?)を2コアで共有していると思われる
全くあてにならないけどL2も見た目で計算すると大体倍の規模なので1コア1MiBになる

前世代からL2を倍?にしてL3も1コアあたりに使える量を倍(1.5倍?)にして純ロジックも増やす
正当ブルートフォースで7nm EUVなど大きなプロセス進化を前提としたような設計に見える
Samsung曰くExynos 9820は9810に対しシングルで20%マルチで15%の性能アップということになってる
費やしたリソースとプロセス向上(10LPPから8LPP)でこれはちょっと期待外れ感が漂うかも