2020年度予算にF-15Xが正式に盛り込まれた。その他F-5の22機調達が目を引く
https://aviation-space-business.blogspot.com/2019/03/2020f-15xf-522.html
ペンタゴンが次年度予算案を本日公開し、大枠だけがわかった。
重要な内容はF-15X調達が公式になったこと、F-5E/Fの22機調達の2つだ。
F-15X調達は予想通りでその存在を昨年7月に初めて報じていた。
今回は初回調達規模が明らかになり、F-15EX(単座型)8機を2020年中に概算11.174億ドルで導入する。
予算には初期導入8機分以外にイーグル輸出仕様にない装備の統合開発経費の他、
調達業務立ち上げと予備部品サポート分も含む。

F-15XとF-35の同時調達を企画する空軍だがF-15C/Dを運用中の部隊にF-35の導入予定はなく、
予算案は議会承認が必要だ。F-35に特殊利権を有する議員がすんなりと承認しないのではないか。
すでにF-15Xの小規模導入に反対の意向を示す議員も現れている。
話題を海軍に移すと、今回の予算要求に22機のF-5E/FタイガーIIがあるのが目を引く。
機体はスイス空軍から購入し、敵機役を演じる支援任務にあてる。
F-5N/F 44機が海軍二個飛行隊、海兵隊一個飛行隊で供用中だがこれもスイス空軍の余剰機材だった。
それも十年近く前のことで現有機材は老朽化が進む一方で需要は増加している。