焦点:「大学は出たけれど」、就職難に悩むインドの若手技術者 | ロイター
https://jp.reuters.com/article/india-election-jobs-idJPKBN1QU0QM

>それから4年。雇用創出プログラムがどの程度の成果を上げているかは明らかではなく、製造業の
成長も、土地や労働制度の改革が伴わなかったことが一因で、ゆるやかなものとなっている。

>シンクタンクのインド経済モニタリングセンター(CMIE)がまとめたデータによると、
インドの失業率は先月7.2%と、2018年2月の5.9%から上昇している。この数字は、
政府統計より新しいもので、多くのエコノミストが信頼できるとみている。

>産業でオートメーションが進んだことや、大量の若者が労働市場に放出されていること、さらには、
インドに製造拠点を構えたい企業がいまだに規制のハードルに直面していることなどのすべてが、
失業者にとって大きな問題を生んでいる。

>中国が過去40年で謳歌(おうか)した製造業ブームは、インドには届かない。企業がテクノロジー
でイノベーションを起こし、生産性を上げるためには、もはや安い労働力に頼るだけでは不足で、
高スキルの労働者や強いインフラを必要としている。

>雇用主側は、高スキルの工学・技術系専攻者の不足を訴えることが多いと、スキル評価会社アスパ
イアリング・マインズの共同創業者ワルン・アガワル氏は話す。同社の調査では、インドが世に送り
出すエンジニアの8割以上が、雇用で求められるレベルに達していないという。

>「基本的なコードも書けない人が多い。教育システムから変わる必要がある」と、アガワル氏は話す。

>求職者の多くが地方出身者で、その地域の言葉で教育を受けているため、英語に堪能ではない場合
がほとんどだ。企業側は、インドの教育システムはこの問題に取り組む必要があると訴える。


なんか、インド人は数学能力が高いからIT技術はインド人に席巻されるとか、
英語ができるから外注でIT職が根こそぎ奪われるみたいなこと、ひところTVがよく言ってたけどね。