ボーイング最新鋭機はなぜ落ちたのか
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/03/post-11864.php

専門家の間からは、世界最大の航空機メーカーとあろうものが前代未聞の信頼感の危機にさらされるとは一体なぜなのかと問う声もある。

答えは737MAX開発史に潜んでいるかもしれない。それが「夢の新型機」ではないことはボーイング社も認めている。

737の後継にはまったく新しい機種を開発する予定だったが、競争激化で急きょ改良型を導入することになったという。

11年に仇敵エアバス社がA320neoをアメリカン航空に260機注文させるという形で米市場に乗り込んでいた。だからボーイングも新型機で迎え撃つしかなかった。

737の改良には5年の月日を費やした。新式の大型エンジンを機首に近めの位置に搭載して揚力を増す。だがそれでは離陸直後に機首が上向きになり過ぎるかもしれない。
失速する可能性もある。対策として作られたのがMCAS、すなわち自動的に機首を下げるシステムだ。

ところがボーイングは、737MAXが世界中で売れに売れても、このMCASのことをパイロットたちに十分に伝えようとしなかったようだ。


開発を急ぐ為に現存機の焼き直しで済ませて、パイロットに十分な説明をしないまま売りつける…ってマクドネル・ダグラスと同じじゃないか
勝手な憶測だけど、ボーイングはMDを吸収しない方が良かったのでは?そんな気がする。