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長いけど地球人=魚のコピペ

昔々この世の始まりだった頃、海と風があった。その頃、人は魚だった。
ある時、海の上を星ぼしの間を渡る鳥の人が通りかかった。
鳥の人の大いなる翼に、驚き恐れながらも魚の人は鳥の人にこう言った。
あんたは飛べるだろけど、海の深さは知らないだろう。
なんと悲しい、なんと哀れななものよと笑った。
怒った鳥の人は魚の人の尾びれを切った。
その切り口から足がはえ、こうして最初の人ローイカヌが生まれた。
ローイカヌは船で旅に出た。
その頃はまだ陸地がなかった。
喉の渇いたローイカヌはさめざめと泣いた。
俺はなんと不幸な男だろう。
喉が乾いたというのにそれを潤す泉を持たない。
すると鳥の人がウミガメを落としてくれた。
そのウミガメは岩に当って砕け、その甲羅がマヤンの島々になり、
その破片が他の島々になった。
島に上がったローイカヌはさめざめと泣いた。
俺はなんと不幸な男だろう。
こんなところに一人で暮らさなければならない。
喜びと悲しみを分かち合う妻を持たない。
すると、鳥の人が降りてきて自分の首をはねた。
首から血が流れでる血が人となり、女ローイワカとなった。
ローイカヌとローイワカは結ばれ、多くの子供を生んだ。
そして、子供を成したローイワカは海の彼方、星の向こうに帰って行った。
アーイ、妻よ戻っておくれ。
すると鳥の人は答えた。
アーイ、夫よローイカヌ、私がもう一度戻ってくるときは、天の定めの崩れるとき、
世界に滅びの歌が世界に轟く日。