>>165
> >STOVL機を作るなら単発という縛りになるし

垂直着陸モードに入っている時に片発が何かのエンジントラブルで停止あるいは推力喪失すれば
地面のすぐ近くの高度で一瞬にして機体はロールして裏返しになってしまう
エンジンを双発にして両方のエンジンを垂直に噴射させられるようにするには左右に並べる配置以外にないからね

つまり垂直着陸モードでエンジン故障が起これば一瞬にしてパイロットは脱出する間もなく即死確定だ

そんな危険極まりないものを実用になど使えないだろ
エンジントラブルなんて低高度ほど鳥などを吸い込んだりして起こり易いんだから


ターボプロップやターボシャフトのようにタービンエンジンの噴射の反動でなくエンジンによってプロペラやローターを回して
それらが起こす風の反作用で機体を重力に逆らって垂直方向に吊り上げる力を生み出す方式ならば
オスプレイのように2基のエンジンの合成出力で1本のシャフトを回転させ、2つのローターなりプロペラなりを
その1本のシャフトによって駆動すれば左右のエンジン出力のアンバランスや片発時のロールの問題は起こらない

だがVTOL./STOVLジェット戦闘機のように、タービンエンジンのジェット噴射の反作用によって直接に機体を吊る場合には
2つのエンジンの噴射そのものを合流させて纏めて噴射させる方式(とっても効率が悪くなるので実用性ゼロ)でない限り、
片発時など片方のエンジンのトラブルで左右エンジンの出力バランスが失われた時には
パイロットにもCASのようなコンピュータシステムにも対処のしようがなくロールで裏返しになって
パイロットは死亡確定(機体が裏返ってるので射出座席で飛び出したら目の前=頭の“上”が地面という状況)