>>197
> f3の実機用エンジンに目処がついたら
> 民需エンジンもやる気かね

民間旅客機用エンジンは保守・修理を担うサービス網を全世界的に構築しなければならないからIHIでは無理
F9エンジンと共通のコアでファンを大型化して大バイパス比にすれば大型旅客機用のターボファンになるから
GEやP&WやRRの主戦場に割り込むことになる

当然ながらサービス網を構築するのにGEやP&WやRRの助けを借りる(例えばある地域ではそれらの会社のサービス拠点に
保守を代行してもらう)のは不可能だ、GEらからすればIHIは世界のジェットエンジン市場で戦うべき商売敵なのだからね

ジェット旅客機で例えて言えば、三菱重工のMRJはサービス網構築をボーイングの協力を仰ぐ契約になっているが、
それはMRJがボーイングの旅客機とはサイズも全く違うので競合しないからだ
(でもボーイングがエンブラエルを傘下に収めた今となってはMRJの保守にボーイングの拠点をどれだけ使わせてくれるのか不安があるのだけど)

仮にMRJが787クラスの規模のジェット旅客機だったならば、ボーイングは(もちろんエアバスも)絶対に三菱重工に
全世界的なサービス網の構築で協力などしてくれないだろう

F9と共通コアエンジンを使った民需用の大バイパスターボファンを作って世界のエンジン市場に打って出るというのはそういうことだよ
IHIにとっては莫大な初期投資をしなければGE/P&W/RRの御三家とは戦えないし、それはIHIにとっては巨大すぎ危険すぎる投資だ